仙台港フェリーターミナルへ、最寄り駅から歩いてみた

太平洋フェリーに乗って名古屋へ向かうため、仙台港に行きました。
久しぶりの仙台港です。

仙台港周辺は、東日本大震災時に大きな被害を受けた場所でもあります。
今回私は、最寄り駅から歩いてフェリーターミナルへ向かうことにしました。

前回ここからフェリーに乗ったのは2011年。
震災の後、数か月しか経ってなかった頃でした。
当時、フェリーターミナルへ向かうバスの中で、一変してしまった周りの景色の衝撃は忘れられません。

フェリーターミナルの壁には、津波の痕跡がくっきり黒い線で残っていたことを思い出します。
現在は壁も綺麗に塗り替えられて、津波がきた記憶として津波浸水表示板が掲げられていました。

仙台市内でも海沿いの場所に来ると、震災の記憶がよみがえってきますね。
忘れてはいけない記憶だと思いながら、表示板をしっかり眺めてきました。

仙台港フェリーターミナルへのアクセスは、
仙台駅からバスに乗るか、仙台駅から電車に乗り、中野栄駅でバスに乗り換えるのが一般的です。
ただ、フェリーの時間に合わせたバスが1本しか出ていません。
今回私は、中野栄駅から歩いてみることにしました。

中野栄駅に降りると、仙台港まで3.1kmの看板がありました。

40～50分で歩けそう。
では、頑張って歩きます。

中野栄駅から仙台港方面へまっすぐ進むと、歩いて10分ほどで三井アウトレットに到着します。

思ったよりも近いんじゃない？と勘違いしますが、ここから先が長いです。
久々のアウトレットに、見たい気持ちを抑えつつ仙台港を目指します。
アウトレットまで来たら左に曲がって延々と歩きます。

しばらくすると、夢メッセみやぎが見えてきます。

ここは13年前、震災当日に娘とイベントで来る予定だった場所です。
たまたま娘の学校の帰りが遅かったので、悩んだ末に予定変更して来なかったんですよね。
もし向かっていたらと考えると、本当に他人ごとではありません。

それにしても、歩いている人はほとんどいません。
この周辺は、普段は車で来る場所です。

夢メッセを通り過ぎたら、道なりに進み
道路標識のふ頭方面に向かいます。

人、歩いてないです。
すれ違うのはトラックばかりです。
普通、ここを歩こうと思う人はいないようです。

右前の方にフェリーがちょっとだけ見えてきました。
もうすぐです。

無事にフェリーターミナル到着しました。
キョロキョロ周りを見ながら歩いてきたので、50分くらいかかりました。

仙台港フェリーターミナルまで、最寄りの中野栄駅から歩いてみました。
地図上では近そうに見えますが、歩くとなると時間がかかりますね。

初めてフェリーターミナルまでのこの道を歩いてみましたが、
私にとっては、改めて震災の記憶を思うきっかけにもなりました。
さて、名古屋までフェリーに乗ります！

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