離婚後に不動産の名義変更、登録免許税が約50万円かかりました

離婚してから約10年。
自宅は私と子供たちが住み、残りの住宅ローンを私が支払ってきました。

離婚当時専業主婦だった私。
もちろん収入はなく、住宅ローンの借り入れができないので、そのまま元夫の住宅ローン口座に毎月振り込む形で支払ってきました。
そして、なんとか完済。
先日、10年越しの住宅の名義変更をしました。

名義変更するにあたって司法書士さんには頼まず、自分でやってみることにしました。
なぜって、お金がかかるからです。
調べたところ司法書士さんに頼むと5～10万円の手数料が必要とのこと。

法務局のHPには、詳しく名義変更についての手続き方法や必要書類などが載っているので、自分でも頑張ればできます。
必要書類などはこちらから確認できます。
しかし、ここで想定外の出費が発覚！
不動産の評価額を調べてみたら、ここ数年徐々に価格が上がっていたんです。

離婚の財産分与で名義変更するには、不動産評価額の2%の登録免許税がかかります。
私がずっと住宅ローンを支払ってきても関係ありません。
元夫名義から私名義に変更するのに約50万円！
嘘でしょーーー

離婚してから10年、不動産の名義変更をしないまま過ごしてきました。
元夫名義のままにしておくとリスクがあります。

もし、元夫が家を売ってしまったら？

もし、家を担保に借り入れをしていたら？

考えれば様々なリスクがありましたが、
私はとにかく子供たちの生活優先、特に学費にお金がかかる時期だったので余計なお金を使う余裕はありません。

離婚時の決め事を公正証書にするとか、不動産の名義変更の仮登記とか方法はいろいろありますが、お金がすごくかかります。
それよりも子供たちに必要なお金を捻出したいとの思いが第一でした。
リスクは承知の上で、万が一何かあったらその時々で対処しようとしか考えなかったですね。

先にも書きましたが、法務局のHPには手続き方法が詳しく載っています。
用紙もダウンロードして、パソコンで書き込めるので便利です。

名義変更にあたり、もちろん元夫にも必要書類を依頼することになりました。
実際、結構不安はありました。
依頼したのは印鑑証明書の取得と書類の印鑑2ヶ所程度でした。
サインや自署などは必要ありませんでした。

あとは私の必要書類(住民票と戸籍謄本)と申請書の作成。
他に登記識別情報が必要でした。これは住宅購入時にもらったものをそのまま提出。
離婚してから10年経っての名義変更でしたが、思ったよりも大変なことなく、無事に自分でできました。

不動産の名義変更について書いてきましたが、名義変更の前に抵当権解除の手続きもしました。
住宅ローンの返済が終わると銀行から抵当権解除の書類が送られてきます。
銀行は手続きしてくれません。
こちらも法務局のHPに記載の手続きに従って自分でやりました。

10年越しの不動産の名義変更でしたが、自分でやってみて今まで知らなかった手続きや税金の事など勉強になりました。

それにしても登録免許税が高すぎる。
約50万って…
頑張って支払いました。
じゃないと名義変更できませんからね、仕方ないです。
とりあえず終わってひと安心しました。

リンク

不動産の名義変更には、法務局のHPはじめ様々なネット記事や情報、本なども参考にしました。

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